そういえばMacBook

PowerBook G4の電源の接続部が不安定になったり、ハードディスクの容量が残り少なくなったり、ThinkPad x40のキーボードが一部壊れたり、起動に時間がかかるようになったり...といった課題の中で、それぞれのマシンにこれ以上増設やら修理を投資する代わりに、MacBookを購入するという意思決定をし、先週の木曜日には自宅に届いていたのですが、この週末にようやくセットアップに着手できました。が、これが結構苦戦し、結局週末はこのセットアップをだらだらやっているうちに終わってしまった次第です。
この顛末記は、以下詳しくご紹介しますので興味のある方はどうぞ。
前 提


過 程

  • Bootcampの設定とWindowsXPのインストール: Winのパテーションは32GBに設定し、XPをインストール。optionをリスタートしながら起動したら...Windows環境。楽勝じゃん...と思ったら無線LANWindows側でつながらず試行錯誤。もう一回マニュアルを読み直したら...あ、XPの後で、Boot Camp Driversを入れるのを忘れていたのに気づく。やれやれ。
  • SPSSのインストール: 認証でつまづいたまま。前のThinkPadのときに取得したライセンスを引き継ごうとしたが...どうしたらいいの?サポートにメールで問い合わせ中。
  • Soloのインストール: 前のPowerBook G4のVirtual PC環境で無理やり使っていたが...挫折したままなので復活させようと思ったら、あれ、expire? え、期間ベースのライセンスだったっけ?
  • Officeのインストール: Bootcamp環境でインストールと認証が無事終わり、一安心。さて、VMwareMac環境とファイルをシームレスに...お、ファイルの移動楽勝じゃん、とか思ったら、起動したWordがもう一度認証を聞いてきた。あれ?サポートにメールで問い合わせ。
  • セキュリティソフトのインストール: Win側のセキュリティは、噂の新McAfeeを買おうと思ったら、VMwareにバンドルされていた。ラッキー。Mac側のセキュリティはVirusBarrier X5を購入。
  • データの移行:
    • フレッシュインストールの安定感を保ちたかったが、PowerBook G4からiPhotoiTunesのデータをFirewireのターゲットディスクモードでできないので...時間を節約するために移行アシスタントを使うことに。うーむ、すごい待ち時間。移行が終わってみると...あれ、移っていないじゃん、データ。
    • で、肝心のiPhotoiTunesのデータは、同居人様からUSBのハードディスクを借りて移すことに。データのコピーを仕掛けたところで一度外出。
    • 帰ってみると、あれ...iPhotoiTunesのアプリが消えている。再起動したらメールなど他のアプリもなぜか消失。(未だ原因不明)
    • で、結局Leopardと付帯アプリをもう一度インストールし直し。(うげ〜)
    • で、無事iPhotoiTunesのデータを移し、読み込めることを確認。(ここまで長かったぜ)
  • Officeの再認証:
    • Microsoftのサポートの方からの以下のメールがなかなかわかりやすく、この問題は無事解決。

お問い合わせいただきました (以下 Office 2003) の内容につきまして、以下のとおり回答いたします。

この度お問い合わせいただきました内容より、Bootcamp と VMWARE Fusion の異なる起動方法で、同じ Windows を起動されていて Office 2003 プログラムを起動されているとお見受けいたします。
もし、上記の認識が異なる場合はその旨ご連絡いただきますようお願い申し上げます。

ライセンス認証のデータは、コンピュータのハードウェア構成を基に作成されます。
そのため、Windows の起動方法が変更されたり、部品を変更されたりして、コンピュータのハードウェア構成が変更された場合、ライセンス認証のデータに変更が加わる場合がございます。
この度お問い合わせいただきました内容より、そのライセンス認証のデータに変更が加わる際に、予期せずデータが破損してしまった状態だと考えられます。
この場合、ライセンス認証のデータを再作成し、再度ライセンス認証を実行することで現象が回避できる可能性がございます。
ライセンス認証のデータを再作成する場合は、お手数をおかけいたしますが、下記の [手順 1] を実行していただきますようお願い申し上げます。

しかしながら、Windows の起動方法を変更されてご使用になられる場合は、起動方法を変更する度に、再度ライセンス認証を実行するように表示されたり、この度のお問い合わせのようにライセンス認証のデータが破損して実行できなかったりする現象が発生する可能性が考えられます。

もし、Windows の起動方法を変更して使用される場合は、起動方法ごとにライセンス認証データを作成し、起動方法に合わせてそのデータを置き換えることで現象を回避できる可能性がございます。
以下に手順を記載いたしますので、お手数をおかけいたしますがお試しいただき、現象が回避されるかご確認いただきますようお願い申し上げます。

なお、Windows の起動方法を変更されない場合は [手順 2] および [手順 3] は必要ございません。

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手順 1. ライセンス認証に関連するファイルを削除します。
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下記手順にて、Office 2003 のライセンス認証に関するファイルを削除します。
削除した後、Office 2003 プログラムを起動することでファイルが自動的に再作成されます。

1. Windows エクスプローラなどで、下記のフォルダを開きます。
ご注意 : [Application Data] フォルダは、隠しフォルダになっております。
そのため、上記フォルダが表示されていない場合は、下記に記載します 「フォルダ オプションの設定変更」 をご参照ください。

  • C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Microsoft\OFFICE\DATA

2. [Data] フォルダ内に下記のファイルが存在しましたら、削除します。

  • Opa11.dat


フォルダ オプションの設定変更
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1. [スタート] より、[マイコンピュータ] を起動します。
2. [ツール] メニューから [フォルダオプション] をクリックします。
3. [表示] タブをクリックします。
4. [すべてのファイルとフォルダを表示します] のチェックを入れます。
5. [OK] ボタンをクリックします。
※ 手順3.までの作業が終了しましたら設定を元に戻していただきますようお願いいたします。

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手順 2. それぞれの起動方法ごとのライセンス認証データを作成します。
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1. 任意の場所(デスクトップなど)に任意の名前でフォルダを作成します。
2. bootcamp で Windows を起動します。
3. Office 2003 アプリケーションを起動します。
4. ライセンス認証手続きを実行し完了させます。
5. Windows エクスプローラなどで、下記のフォルダを開きます。

  • C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Microsoft\OFFICE\DATA

6. "opa11.dat" ファイルを右クリックし[切り取り]を選択します。
7. 1.で作成したフォルダをダブルクリックし [編集] メニューより [貼り付け] を選択します。
8. 任意の場所(デスクトップなど)に1.とは別に任意の名前でフォルダを作成します。
9. VM Ware で Windows を起動します。
10. 3.から6.を繰り返します。
11. 8.で作成したフォルダをダブルクリックし [編集] メニューより [貼り付け] を選択します。

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手順 3. Office 2003 アプリケーション起動前にライセンス認証データを置き換えます。
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1. Office 2003 アプリケーションを起動する前に [手順 2] で作成した "opa11.dat" ファイルを起動方法に合わせてコピーします。
2. 下記のフォルダに貼り付けます。

  • C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Microsoft\OFFICE\DATA

3. 起動方法を変更した場合は、[手順 2] で作成した "opa11.dat" ファイルを起動方法に合わせて張り付け直します。

で、SPSSとSolo以外は、ようやく想定していた環境が実現しました。あ〜疲れた。
何度か切れていたときに、寛大な気持ちでサポートいただいた同居人様、ご迷惑をおかけしました&ありがとうございました。

(移行がTigerからLeopardだったにせよ)この手のアクションに手こずるとは、やはり歳かな。がっくし。