そういえばStewed Tongue

gilles-nao2010-05-02

さて、連休入り。となると、ある程度まとまった時間があるゆえにできる「仕込み」を進めなければ、である。

この連休中の最大の課題は、久しぶりに研究室のゼミに顔を出したら書き手がいない状態になっていた某学会誌の原稿のための先行研究のレビュー。
〆切が意外と近かったりするのだが、しかも、原稿が書ければOKというわけではなく、実は、今年(無謀にも)計画している実証研究のテーマの前提となる領域だったりもするため、ここの「仕込み」があまいと、後で実証研究の土台も崩れるという図式...

というわけで、いささか丁寧に取り組んでいるのだが、このテーマ、系譜が専門領域を横断して多岐にわたっていて、かつ、それぞれの系譜の研究者が相互に他の系譜の研究について言及していないにもかかわらず、よく良く読むと明らかな影響関係があったりして...戦線がどんどん拡大する一方で、収束が見えない。

そんなつらい「仕込み」をしながら、その一方で、昨日から楽しい「仕込み」もしていて、こちらは完成までこぎつけた。

同居人と始めた"Stewed Tongue"プロジェクトー


1日目(昨日)

1 たっぷりの水を沸かして牛タン塊を2-3分茹でこぼす


2 新しい水に人参・セロリの葉・パセリの茎・牛タン塊をいれて沸騰したら弱火にしてあくを取り1時間茹でる


3 汁ごと冷ます


2日目(今日)

1 にんにく・人参・セロリ・玉ねぎを刻む


2 フライパンにオリーヴオイル少々を熱してタン塊の表面に焼き目をつける


3 同じフライパンで1を炒める


4 ローリエローズマリー・タイムを束にする


5 煮込み鍋に赤ワイン・2・3・4を入れ、かぶるくらいまで牛タンの煮汁を足す


6 一度強火で煮立てたら弱火にしてあくを取りフォンドヴォーとトマト缶を加えて弱火で煮込む


7 1時間経過したらハーブのみ取り出してデミグラスソースを加えさらに1時間煮込む


8 タンを取り出して切り分け煮汁はピューレにする


というわけでできあがり。


ワインで煮込んでいると、ワインが実に合いますね。
連休中に一つ達成感のあることができました。